がん経験者の実際にかかった費用
「がんはお金がかかる」一般的にそう思われていますが、実際はどうなのでしょう?
アフラックが2010年に開催した「がんセミナー」の来場者を対象にがん治療の費用(治療費・入院・食費・交通費込み)がどれほどかかったかというアンケート調査をおこないました。
「がん経験者」に実際にかかった費用を答えてもらい、「がん未経験者」には治療費がいくらかかりそうか予想してもらいました。
2010アフラックがんセミナーアンケート
費用 |
がん経験者 593人 (実際にかかった費用) |
がん未経験者 11.528人 (予想費用) |
---|---|---|
50万円程 |
36.3% |
3.7% |
100万円程 |
29.5% |
18.9% |
200万円程 |
20.2% |
21% |
300万円程 |
6.9% |
21.1% |
300万円程以上 |
5.2% |
32.1% |
結果、がん未経験者の多くは200万円以上を予想していますが、一方のがん経験者の実際の費用を見てみると50万円~150万円程が全体の8割を占めています。
もちろん高額になるケースもあるでしょうが、がんの治療費は目安として50~100万円程みていたほうがいいようです。
治療費以外でかかる費用として、「差額ベッド代」や「入院中の生活費」が挙げられます。
がんに罹った方が一家の大黒柱の場合、治療費など出ていくお金の他に「入ってくるお金」の減少も視野に入れて計算しなければなりません。
また、部位・進行速度(ステージ)によって変わってきますし、入院が長引けばそれだけ入院費用もかかります。