がん保険 見直し例 1
現在48歳 男性 1991年当時29歳 アフラック「スーパーがん保険(家族型)」加入。終身払い月々3940円
近年のがん保険との違いは以下の4点です。
- 家族契約 (※「家族契約」とは配偶者と23歳未満の同一戸籍の子供)
- 診断・通院給付金と死亡保険・払戻金が65歳以上に達すると半額に」なる
- 「在宅療養給付金」と「通院給付金」の給付は20日間以上継続の入院が条件で支払われる
- 死亡保険金の金額が大きい
近年のがん保険で2011年10月に発売されたNKSJひまわり生命「勇気のお守りソレイユ」に入り直すという仮定で試算します。勇気のお守りソレイユの特徴は
- 手術給付金が何度も支給される
- 手術給付金が支給される(手術の種類により10・20・40万円:無制限)
- 入院を条件としない外来(通院・往診)治療給付金が支給される(日額1万円)
- 先進医療特約が付加できる(通算限度額1000万円)
診断給付金は「スーパーがん保険」では最初に診断された時のみですが「勇気のお守りソレイユ」では何度も支払われます。ただし給付を受けてから二年未満で新たにがんに罹患しても給付支給対象になりません。
手術給付金は「スーパーがん保険」には付加されていません。対して「勇気のお守りソレイユ」は手術に応じて10~40万円給付されます。しかし、手術給付金はさほど重視しなくてもいいと思います。手術を行った月の医療費は「高額療養費制度」を利用できる場合が多いからです。手術費用に関しては診断給付金でカバーすることもできます。
外来治療給付金は「勇気のお守りソレイユ」の最大のセールスポイントです。入院を伴わない治療が長引く傾向に対応しており、年間120日までの支払限度日数も所定のがん治療「手術療法」「放射線療法」「化学療法」「疼痛緩和療法」のいずれかが認められた場合は、外来治療期間を一年ごとに延長する仕組みです。
先進医療特約は通算限度1000万円で、約300万円程かかる「陽子線治療」や「重粒子線治療」対応しています。
以上のように、現行のがん保険は医療の現状に即しているよう思います。
スーパーがん保険・勇気のお守りソレイユ比較
保障内容 |
スーパーがん保険 (家族型) |
勇気のお守りソレイユ |
---|---|---|
診断給付金 |
200万円(初回のみ) |
100万円(何度でも) |
入院給付金 |
日額3万円 |
日額1万円 |
手術給付金 |
- |
種類により10・20・40万円 |
通院給付金 |
20日間継続入院が条件 |
入院の必要なし |
死亡保険金
死亡払戻金 |
がんによる死亡
がん以外の死亡 |
- -
- - |
先進医療給付金 |
- |
通算1000万円まで |
保健料 | 3940円 |
5927円(本人) |
払込総額 |
約151万円 |
約228万円(本人) |
赤色金額は65歳から半額になります。
入り直す必要は?
入り直す必要ないと思います。理由は、
- 現在の契約でも「診断給付金」が200万円ある
- 現在の契約を続けるほうが保健料負担が軽い
実際に「勇気のお守りソレイユ」の診断給付金100万円のプランで試算すると5927円となり同じ年齢の配偶者も同じプランで加入した場合、4762円なので二人合わせて1万円を超える保健料となります。
現在の年齢から80歳までの保健料を計算すると、現在のプランで約151万円。「勇気のお守りソレイユ」に入り直した場合は約410万円です。再発時の診断給付金や特約を考えれば安心できるかもしれませんが、その為に差額約260万円は問題ないといえるでしょうか?
保険商品は安い買い物ではありません。自分に合ったがん保険を調べてみても「難しくてわからない・・」、「これでほんとに大丈夫かな・・」とう不安になります。絶対に失敗したくないのであれば保険のプロに相談という方法もありますよ。
専門の方は複雑な保険の内容をわかりやすく説明してくれるので理解しやすく、あなたに合ったプランを提案してくれます。